キングゲイナー3話目
第3話

炸裂!オーバースキル

BACK < > NEXT


プロローグ

ゲイナー シベリア鉄道の看板オーバーマン、ラッシュロッドがガウリ隊のパンサーを次々と黒焦げにした。サラさんが危険になれば僕はキングゲイナーで戦って、ラッシュロッドの動きを止め、都市ユニットを守ったのに、ゲインの奴は僕がキングゲイナーに使われているというのだ。

 

タイトル:炸裂!オーバースキル

 

ガウリ隊隊員 「7番と8番を連結ぅ?!」
ガウリ隊隊員 「8番が遅れてるんだってよ」

 

ベロー 「8番はだいぶやられたみたいだな」
サラ 「壊れたところの修理はしなくちゃならないから、遅れるわね。街の修復にだってシルエットエンジンは必要なんだし」
ベロー 「キングゲイナーにも働いてほしいけど。奴は?」
サラ 「来てないのよぉ」
ベロー 「登校拒否かよ!」
物売りの少年 「電話買ってよぉ」
サラ 「ベローがやらせなさい」
クラスメート 「こんなところまで入ってくるなよ」
サラ 「バッハクロンの担当なんでしょ?」
ベロー 「ん〜!」
ママドゥ 「おはよう!ゲイナー・サンガは来てないのか?」
ベロー 「席は埋まってま〜す」
物売りの少年 「電話買って下さい!」

 

ゲイナー 「ぅんっ!サラもベローもママドゥ先生も、みんな知ってたんだ!なのにエクソダスなんて関係ない顔してたんだよ!」
アナ 「だからって学校に行かないというのは変よ!」
ゲイナー 「僕は元々エクソダスには反対なんだ!」
アナ 「えぇ!? 知らないところに行ってみたいとは考えないの?」
ゲイナー 「はん!子供は気楽でいいよ」
アナ 「あなたの方がよほど子供っぽい拗ね方してるでしょ!」
ゲイナー 「なに?!」
アナ 「ん?敵でしょ!キングゲイナー出撃!!」
ゲイナー 「あ?お、おい!」
アナ 「リンナリンスリンク!」

 

 

ベロー 「やっぱり追って来やがったな、シベ鉄の奴ら」
サラ 「当然でしょ。エクソダスなんてされたら、通行料も税金も取れないもの。お先にぃ。」
ベロー 「やれやれ・・・」

 

ゲイナー・アナ 「うわああぁ!」
ゲイナー 「う、アナは部屋で待ってなさい」
アナ 「あなたは見てないと心配なの!」
ゲイナー 「そりゃどうも!」
ゲイナー・サラ 「うわぁ!」
アナ 「ほおらぁ」
ベロー 「いよお、ゲームチャンプ!」
ゲイナー 「僕はゲイナーだ!」
サラ 「あなたはどうして学校に来ないの?!」
ゲイナー 「え!? こ、こんな時に言うことぉ?」

 

コナ 「出し惜しみする戦力はないんだから、みいんな出すの!」
リュボフ 「あのぉ、ゲイン・ビジョウ様はどちらにいらっしゃいまして?」
サラ 「なんなの?誰なの?ゲインに何の用?!」
リュボフ 「あ、あのぉ、戦いになってしまうのなら、お守りをお持ちくださった方が、よろしいでしょ?」
コナ 「はあぁ!? 私の整備が信じられないっての?」
リュボフ 「あ、そのような事は申しておりません!」
ゲイナー (迷惑かけてないだろ?)
サラ 「そういう問題じゃないでしょ!」
アナ 「ゲインはもう出…」
リュボフ 「姫様!」
アナ 「リュボフ!?
ゲイナー 「どこへ出たか分かるもんか!」
アナ 「チャンプはチャンプらしく戦いなさい!」
リュボフ 「ゲイン様を…、ああぁ!」
アナ 「きゃあぁ!」

  

ガウリ 「よし、狙えぃ!無駄弾を撃つ余裕はないんだからな。来たっ!」
リュボフ 「あ…、ここは…。街のユニットがつながっていないのですか…」
ケジナン 「うっ…。どっから狙い撃って来やがったんだ?」
ゲイン 「いっちょ上がりぃっとぉ。あとは?!」
エンゲ 「頼みます、姐さん!」
アデット 「頼まれなくたって。あたしがやりたいんだよ」
エンゲ 「そうでなくちゃ…、ぬぁ!」
ゲイナー 「フライングリングが…。あ、貴様達が来るから!」
ゲイン 「遅いぞ!」
ゲイナー 「ゲインさん!」
ゲイン 「オーバーマンを譲ったんだから、それなりの働きはしてみせろ!」
ゲイナー 「敵をやっつければ、文句ないんだろ!」
サラ(通信) 「だからって、学校来なくていいわけないでしょ!キミは1ヶ月学校来なくって、」
ゲイナー 「どこにいる?」
サラ 「あぁっ!うぅっ!?」
サラ 「あったぁ…」
シベ鉄隊員 「うわぁっ、オーバーマンか!?」
ゲイナー 「1ヶ月じゃない!27日間だけだ!!」
ゲイナー 「あ…。サラさんが僕を助けてくれた?」
サラ 「威張れることじゃないでしょお!学校には来なさい!!」
サラ(通信) 「なんで追いかけないの?」
ゲイナー 「ゲームみたいには行かないんだよ!」
サラ 「そういうものよ!怖いんならそのオーバーマン返してよ」
ガウリ(通信) 「いいコンビだ、サラ」
ガウリ 「まだ1機いる」
ガウリ 「うわあぁっ!煙幕を張りやがってぇ!」
ガウリ 「ゲイナー君、もういい。戻りたまえ」
ガウリ隊隊員 「ひゃっほおぅ!! 奴ら逃げてくぞぉ!」
サラ 「やったぁ!」
ガウリ隊隊員 「ざまあみやがれぇ!」
ガウリ隊隊員 「よおし、いくぞ、サラ!」
サラ 「ガウリ隊!エイ、エイ、オー!!」
ガウリ隊隊員達 「オー!!」
ゲイナー 「それがヤーパンのスタイルだっていうの?」
サラ 「ふ、かっこいいでしょ?」
ゲイナー 「まさか!時代遅れ、サラさんの品格が落ちる、野蛮!下品!ケダモノ、あ・・・。
ゲイン 「使える部品は回収しろ!」

 

ケジナン 「確かに、姐さんを送り込んだんだな?」
エンゲ 「首尾は上々よ」
ケジナン 「ようし。俺のドゴッゾは爆破してくぞ。奴らの回収部品にされるのは、かなわんからな」

アデット 「さてと…。アナ姫はどこだろうねぇ。五賢人どもの近くだろうけど」
アデット 「うわっ!うっ、どういう…!」」
ゲイン 「すまんすまん、大丈夫か?よっと」
アデット (ゲイン・ビジョウ!? ゲイン・ビジョウ…)
ゲイン 「すまないな。こっちが近道だと思ったんで横着したんだ。ん?」
アデット 「う…」
ゲイン 「ゲイン・ビジョウという。お詫びもかねて、お食事でも?」
アデット 「え!? あ…、恥ずかしいのですけれども、エクソダスをしてからお腹が空きっぱなしで…」
ゲイン 「そりゃあそうでしょう。ヤーパンへエクソダスするのをおおっぴらに出来なかったせいで、準備の出来ない人も多かったようだ」
アデット 「ええぇ♪わたくしも…、そのひとりなのですわ」

メダイユ公爵 「約束の3日はとうにたったのに、アナは帰ってくる気配はない!鉄道警備隊が攻撃を仕掛けたからだ!」
ヤッサバ 「こっちが守っても、向こうが約束を守る保証はないだろう?」
メダイユ公爵 「娘のアナはどうなる?!」
ヤッサバ 「心配するな。既に手は打ってある」
ケジナン 「隊長、戻りました」
ヤッサバ 「おう!どうだ?」
エンゲ 「うまくいきました」
ケジナン 「ドゴッゾも30分後には、再出撃できます」
ヤッサバ 「よし!俺もラッシュロッドで出るぞ」
メダイユ公爵 「ま、待て!アナの安全を第一に考えていただきたい!」
ヤッサバ 「わかっている!」
ヤッサバ 「ふん!」
ジャボリ 「よろしいのですか?」
ヤッサバ 「芸術公爵に何ができる!」
ジャボリ 「ラッシュロッドのリミッターを外したことです。オーバースキルを使うことは違法なんですよ!」
ヤッサバ 「ヤーパンどものエクソダスを阻止すりゃあ、総裁閣下もお許しになる」

ゲイナー 「ったくぅ・・・。僕はエクソダスには反対だ、って言ってんのに…。ほんとにっ、ん。応急処置はこれでよし。あ、ああぁ!ああぁああぁ!! うんっ!! ったくぅ!エクソダスの奴め!」
サラ 「それはエクソダスのせいじゃないでしょ」
ゲイナー 「う・・・。全部…、見てたの?」

ゲイン 「ふふ。私の見立ては間違ってなかっただろう?」
アデット 「はぁい。ありがと。涙が出そうですわ」
ゲイン 「それは嬉しいことを」
ペルハァ 「やぁっぱり!」
ゲイン 「はあぁっ!?」
ペルハァ 「でしたな」
ゲイン 「どうしてここが分かった!?」
ペルハァ 「お店の外にガチコが駐機してあればな」
ゲイン 「はあぁ…」
ペルハァ 「頼まれていたリストだ」
ゲイン 「あぁ…」
ペルハァ 「どうだ?」
ゲイン 「全然足りないな」
ペルハァ 「仕方ないだろう?大量に薬を仕入れたりすれば、計画を気付かれる恐れがあった」
ゲイン 「まったくそんな度胸でよくもエクソダスしたもんだ」
エリザベス 「あ…」
ペルハァ 「な、なんだね?」
ゲイン 「トリシエンコ地区314倉庫に、俺の調達した薬がある。それも使えば、しばらくもつだろう」
アデット (ラッシュロッドの虹!? ヤッサバ隊長が動いたか)
ペルハァ 「さすが請負人だ。手回しがいい」
アデット 「ちょっと失礼します」
エリザベス 「ん?」
ゲイン 「エクソダスというのは、患者の数が30倍になるものだ」
ペルハァ 「そんなに?!」
ゲイン 「土地が変われば、病になるものも増える。となれば…、安楽死の薬だって必要になる」
ペルハァ 「う…、なるほどぅ…」
ゲイン 「足手纏いになるものを、手厚く看病する余裕がないのが…、エクソダスなのです」

 

サラ 「ミイヤってね、たったひとりでエクソダスしてるのよ。この祭りの映像は…、」
ゲイナー 「数年分をまとめたものなんだろ?」
サラ 「! ええ」
ゲイナー 「ガウリ隊が仕組んだのか?」
サラ 「五賢人が協力してくれたから出来たのよ。あっ!」
ゲイナー 「なんのためにっ?! うっ、くっ!」
サラ 「ドームポリスがこうやって点在しているのって、シベリア鉄道の都合じゃない。あたし達はドームから外に出られず、鉄道が食料を運んでくるのよ?」
ゲイナー 「地球の動植物を回復させるためには、人間はシベリアみたいなところで…」
サラ 「昔はそうだったけど、今は違うわ。ヤーパンには人間が住んでもいい土地が、いっぱいあるのよ」
ベロー(通信) 「サラ!」
サラ 「は!?」
ベロー(通信) 「どこにいる?!」
サラ 「どうしたの?」
ベロー(通信) 「敵が近づいてる!い゛っ!うぅん。ゲームチャンプもすぐに戻れ!」

 

リュボフ 「どう見てもこれは…。ゲイン様のシルエットエンジン…」

  

ガウリ 「ヤーパンの天井に敵が近づく前に撃退するんだ。前回の二の舞はやるなよ。ふたりとも。ゲインさんを見なかったか?」
サラ 「ガチコもないのね」
ゲイナー 「請負人が登校拒否なんて…」
コナ (ゲイナーがでたよー、…させなさーい)
サラ 「キミと同じ」
ゲイナー 「僕はゲインとは違うよ!」
サラ 「ならやってみせなさい!」

  

リュボフ 「あのシルエットエンジン…、確かゲイン様の…」
アデット 「ん?」
リュボフ 「あ、あなたは…」
アデット 「ふっ!」
リュボフ 「うっ!うん…」
アデット 「悪いね。時は動き出したんだよ。フ…」

 

ゲイナー 「だってエクソダスって、逃げるって意味なんだろ?」
サラ(通信) 「そう勘違いしてる人が多いのよねぇ。セントレーガンのプロパガンダのせいでね」
サラ 「本当は停滞した世界を突破する、っていう前向きな言葉なのよ」
ゲイナー 「そういう話なら、エクソダスの請負人にでもしてよ。あ?」
サラ 「ゲインは外の人じゃない!」
ゲイナー 「えぇ?!」
ガウリ(通信) 「見えたぞ!」
ゲイナー 「ん?!」
サラ 「1機だけみたい」
ゲイナー 「前に出ちゃダメだ!こないだのオーバーマンだ!」
サラ 「あなたがやらないなら!あたしがやるわ!!」
サラ 「うんっ、あ!」
サラ 「うっ!あたしは踏み台じゃない!!」
ガウリ 「つづけぇ!こちらの数の方が多いんだ。勝てるぞ!」
ゲイナー 「みんなぁ!うっ!?」
サラ 「なに?あの虹の光…」
ガウリ 「うわあぁっ!」
ゲイナー 「なんだ?弾筋が見えていた!?」
サラ 「隊長、ヒューズ隊長!返事をしてください!! あいつ!」
ヤッサバ 「ふっふっふっふっふっふっふ…。さぁ、このあとはどうする?」
ゲイナー 「なんか変だ。何が起こったんだ?そうか、あの虹に触っちゃいけないんだ!」
ヤッサバ 「はっはっはっはっは!オーバーマンをただ強いだけのマシンだと、思うなよ!」
サラ 「近づきすぎなきゃいいんでしょ!」
ヤッサバ 「ふん!甘っちょろいなぁ」
サラ 「弾が止まった!? そんな…」
ゲイナー 「虹に触れると動きが止められる!? 時間を止めるとでもいうのか?
ヤッサバ 「はっはっはっはっは。触ったものの時間を止めてしまうのが、このラッシュロッドの本当の力よ!」
ゲイナー 「くぅっ!時間を止めるなんてぇ!」
ヤッサバ 「時間を止めるには、ちょっと触るだけでいい。このオーバースキルが使えるから!“オーバーマン”っていうのよ!くっはっはっはっはっはっはっは!

 

ベロー 「なんだってぇ!それで隊長は無事なのか?! ゲームチャンプはどうしたの!」
コナ 「やられたっての?!」
ベロー(通信) 「先行しガウリ隊がピンチだ!医者と技師を送り込むぞ!」
コナ 「先生!」
ベロー(通信) 「パンサー3機が機能停止!パイロットの生死は不明だぁ!」
ナン 「キングゲイナーは一緒なんでしょうに」
トゥン 「ゲームチャンプになんか任せるからだよ!」
ナン 「あの色男の請負人はどうしたのさ?」
技師 「これじゃ寒いんだよ!」
コナ 「文句言わない!
アデット 「フッ、ちょろいもんさ」

 

ケジナン 「敵のマシンはヤッサバ隊長に任せておけばいい。俺達は姐さんとメダイユ公のお姫様を回収するだけだ」

 

ガウリ隊隊員 「あれ?ねえさんどなた?」
アデット 「あら、おにいさん
ガウリ隊隊員 「あんたどっから…、うわっ、うわーっ!」

 

アナ 「心配しいでいいからね!え!? どなたですかぁ?」
アデット 「シベリア鉄道警備隊、アデット・キスラーです。パパのところに連れ帰ってあげるよ」
アナ 「パパ…?父の所ですか?」
ゲイン 「そいつは…、困るな」
アデット 「はっ!ゲインがどうして!?」
ゲイン 「ケーブルをつたってスーっと、ね」
アデット 「うっ!気付いてたのか!?」
ゲイン 「途中からね。でも、せっかくのデートをふいにするのも勿体無かったので…、黙ってた」
アデット 「ふんっ!」
ゲイン 「ふあぁっ!」
アデット 「喰らえぃっ!」
ゲイン 「ふんっ!」
アナ 「ひどぉい!マンモぉ」
ゲイン 「ごめんよ!アナ…、マンモ」
アデット 「はっ!」
ゲイン 「う、」
アデット 「う、うぅっ!」
ゲイン 「ふん!」
アデット 「ふぅっ!」
ゲイン 「フ…」

ガウリ隊隊員 「コールマン、開けろぉ!」
ガウリ隊隊員 「スコットぉ、スコットぉお!」
ヤッサバ 「なかなかいいところに陣取ったなぁ。だが…、動け…、時ぃ!」
ゲイナー 「うわぁあぁあ!」
ヤッサバ 「雪崩の時間を止めておいたのよ。これが…、頭脳プレーってやつよ!はっはっはっはっはっは!」
ゲイナー 「っ!? 埋まっちゃったの?」
サラ 「ゲイナー君!」
ゲイナー 「サラ!助かった…」
サラ 「エクソダスが嫌だからって、わざと負けたりしないでよ!」
ゲイナー(通信) 「僕だって死にたくない!」

アデット 「ふんっ!ふぅぅ、てやっ!」
ゲイン 「ふん!」
アデット 「ふっ!うぅっ、やっ!はっ!」
ゲイン 「うわっ!」
アデット 「ふっ!」
アナ 「んっ!」
アデット 「うっ…」
ゲイン 「動くなよ!」
アデット 「うぅ…」
ゲイン 「体の使い方はたいしたものだった」
アデット 「殺せ!」
ゲイン 「あ?すぐそれだ。死ぬぐらいなら俺の子供を産んでくれないか?」
アデット 「えぇ!? 考えてること違うんじゃないの?!」
ゲイン 「男はいつも…、そう思ってるさ」
アナ 「えーっ!?」
アデット 「単純な男!」
アナ 「ほんと単純!」
アデット 「単純…すぎ…ってえぇっ!うぅーっ!」
ゲイン 「無駄だねぇ、おぉっ!?」
アデット 「うぅーっ、ふっ!」
ゲイン 「うっ、ごほっ!ごほっ!」
アデット 「はっ!姫様!」
ゲイン 「そいつはさせない!」
アデット 「また会うぞ、ゲイン!」
ゲイン 「あぁ〜、いつでも!」
アナ 「あのねぇ、ゲインさん」
ゲイン 「素敵なご婦人なのにねぇ?」
アナ 「女にも選ぶ権利があります!」
ゲイン 「そりゃそっか」

 

サラ 「あっ!ん?」
ゲイナー 「サラ!逃げて!!」
サラ 「…っと、ん?」
ヤッサバ 「エクソダスなどする奴ぁ…、皆殺しだぁーっ!」
ゲイナー 「だあぁっ!やられる…」
サラ 「あ…、ゲイナー君…」
ヤッサバ 「スピードがご自慢らしいが…、こいつもかわせるかな?うごけぇぇ…、時っ!」
ゲイナー 「あぁああっ!」
ヤッサバ 「うっ!弾かれた!」
サラ 「ゲイナー君?ここはいったん戻りましょう!」
ゲイナー 「くっ、うぅっ!殺されたんだ!」
サラ 「えぇ!?」
ゲイナー 「エクソダス反対ってビラを握らされて…、僕の両親は殺されたんだ。だけど!僕は27日間部屋に引きこもってゲームばかりしてた!犯人を探しもしないで!!」
サラ 「っ!!」
ヤッサバ 「時間も息の根も止めてやるぞ、小僧!」
ゲイナー 「だから僕は、エクソダスが嫌いだぁ!…でも!人が死ぬのは、もっと嫌いだぁっ!!
ヤッサバ 「うっ!目眩ましのつもりだろうが!」
ヤッサバ 「さぁ…、どこに隠れた?! 上か!」
ヤッサバ 「少しは考えたか?!」
ヤッサバ 「ただの雪の塊!?」
ヤッサバ 「おんのれぇ〜っ!!」
ヤッサバ 「あのオーバーマンも時を操ったのか!?」
ジャボリ(通信) 「隊長!アデット・キスラーが失敗しました!」
ヤッサバ 「なんだとぉ!」
ジャボリ(通信) 「例の、ゲインという男に邪魔されて」
メダイユ公(通信) 「言わないことじゃない!交渉は私がやる!今後シベリア鉄道は、引いてもらうぞ!」
ヤッサバ 「ちぃっ!」

サラ 「ゲイナー君、大丈夫?」
ゲイナー 「サラ…、ごめんね…」
サラ 「私…、キミのこと何にも知らなくて…」
ベロー(通信) 「そっちの敵、逃げてったろ?陽動作戦だったんだよ。奴ら、お前らが出払った隙に、アナ姫を奪い返すつもりだったんだ」
サラ 「じゃあ、アナ姫は?」
ベロー 「ゲインさんがきっちり守ったさ。さっすが請負人だよ!」
ゲイナー 「また…、ゲイン、か…。フッ・・・」

物売りの少年 「テレビ、テレビ買ってくんない?やっすいよぉ!」
クラスメート 「今日はテレビかよ?!」
サラ 「おはよ!」
ゲイナー 「おはよう」
サラ 「ふふ」
ゲイナー 「え?」
サラ 「はいこれ!」
ゲイナー 「え?なに?」
サラ 休んでたときの、ノート。貸してあげる」
ゲイナー 「あ…。ありがとう。…きれいな字なんだ。サラ…」

 


次回予告
ゲイナー 「時間を止めてまでつぶしにくるのか?! ヤッサバぁ!次回、オーバーマン・キングゲイナー。『勝利の味はキスの味』。オーバーヒート!」

脚本 大河内一楼
キャスト
ゲイナー 野島裕史
ゲイン かわのをとや
サラ 小林 愛
ベロー 大竹周作
ガウリ 草野 徹
ママドゥ 西凛太郎
アナ 鬼頭典子
リュボフ 二村 愛
ヤッサバ 江川央生
アデット 林真里花
ケジナン 北沢 洋
エンゲ 小山剛志
ジャボリ 田村真紀
メダイユ公 宗近晴見
ペルハァ 原川浩明
コナ 本田真弓
ナン 入江 純
トゥン 大林良平
エリザベス 林 智子
稲田 徹
田中一成
中西裕美子
井上真弘
原画 中村プロダクション
米山浩平
久行宏和
橋本誠一
池田 有
高瀬健一
高橋真一
中村プロダクション
松永 晃
井村 学
森 寛之
稲吉智重
動画 中村プロダクション
上津達也
岩淵竜士
田名部節也
宮地昌幸
高村和宏
阿部圭介
岩本敏浩
藤田真也
平井利幸
薮本和彦
浜野秀和
M.S.J.
動画チェック 中村プロダクション
動画チェック協力 名和誉弘
滝 吾郎
色指定 菊地和子
デジタルペイント エムアイ
伊藤良樹
菅野真由美
岡本ひろみ
上村貴子
楢崎義隆
山崎久美子
斉藤知津江
美術ボード 丸山由紀子
背景 プロダクション アイ
海野よしみ
川合文江
小川めぐみ
渡辺 紳
岡本若葉
岩井はるえ
菱沼康範
井口哲夫
背景スキャン SCAN屋
佐藤広明
川井政明
音楽プロデューサー 佐々木史郎(ビクターエンターテインメント)
太田敏郎(ボーダーライン)
音楽ディレクター 福田正夫(ビクターエンターテインメント)
音楽制作 ビクターエンターテインメント
音楽製作協力 ボーダーライン
ビートオンビート
サンライズ音楽出版
デジタル撮影 アニメフィルム
大神洋一
末広孝史
野村達哉
藤野明彦
倉田佳美
木次美則
鳥羽 貢
花井延昌
編集助手 ジェイ・フィルム
坂本久美子
CGエフェクト SUNRISE D.I.D.
古橋宏
高倉 誠
入部 章
西貝夏木
清水満政
HD レコーディング
制作デスク
SUNRISE D.I.D.
柴田英樹
デジタルオペレーター 古賀理恵
デジタル特殊効果 長谷川敏央(マトリックス)
メインタイトル 海野大輔(ダブハンド)
タイトル マキプロ
HD編集 Sony PCL
安達憲一
ミキサー 矢野さとし
アシスタントミキサー 田中文章
音響効果 田中秀実
音響制作 音楽舎
杉山好美
録音スタジオ スタジオごんぐ
宣伝 松永 綾(WOWOW)
向 猛(サンライズ)
桑園裕子(バンダイビジュアル)
轟 豊太(バンダイビジュアル)
菅原貴範(ビクターエンターテインメント)
制作デスク 池部 茂
設定制作 谷口廣二郎
制作事務 喜多幡咲子
制作進行 杉山貴士
作監協力 大森敏英
津野田勝敏
千葉崇洋
絵コンテ 森 邦宏
作画監督 しんぼたくろう
中田栄治
演出 森 邦宏

 



BACK < > NEXT

TOP

 

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送